仕事

発達障害とBtoC

これまで法人営業2年半、ビルメン2週間、工場作業1ヶ月、フリーランスWebライター3ヶ月と職を変えてきましたが、最近はBtoC営業に落ち着いています。

現在半年続いており、最近の中ではまともに続いている方です。

実際のところいつまで続けられるのかは未知数ですが、ADHD・ASD併発の最無能発達障害の職種としてはそこまで悪くないという印象があります。

今回は、無能型発達障害者におけるBtoCの可能性について書いていきます。

筆者のステータス

  • 大卒20代男
  • ADHD3級で診断済み
  • 注意欠陥ADHDとASDの併発を自覚
  • あらゆる仕事で無能
  • コミュ障で気遣いもできない

目次

BtoC営業とは

BtoC営業とは、スーツを着た大人相手ではなく、私服を着たプライベートの一般人相手に行う営業です。

その中でも僕は、ショッピングモールでティッシュを配るアレをやっています。携帯とか子供用教材とかウォーターサーバーとかのアレです。

仕事内容は、館内を歩いている人にティッシュを配って商品説明までこぎつけ、その場で契約させることです

仕事内容は、館内を歩いている人にティッシュを配って商品説明までこぎつけ、その場で契約させることです。

一日中立ちっぱなして声をかけ続けるのはかなりキツイですが、逆に言えば学生のバイトレベルの業務内容でそこそこの給料がもらえるので、まともな会社で働くよりは余程楽です。

給料は基本給+歩合制で、無能でも手が届く範囲の努力で同年代以上の給料を得られます。

20代前半の社員が多く、ノリもサークルとかゼミの感じです。決して雰囲気は悪くないので、若いノリの中で最低限コミュニケーションできれば何とかなります。

BtoC営業のメリット

BtoC営業のメリットは、ほとんど単純作業ということです。

さすがに工場作業ほどではありませんが、同じ商品を買ってくれそうな人にひたすら売り続けるだけ。

もちろんお客さんごとに対応は異なるものの、基本的なトーク内容はほとんど同じであり、契約書などの事務仕事は決して複雑ではありません。

ADHDが困るほど飽きることはないし、かといってASDが困るほど臨機応変な対応は必要ない。

スケジューリングや調整・コミュニケーションが必要な仕事は別部門の社内スタッフがやってくれるので、現場の人間なら無能発達障害者でも何とかやっていけます。

もちろんコミュ障ゆえにティッシュ配りや営業トーク自体は苦痛ですが、会社員時代のように「どうしても無理、死ぬしかない」とまで追い込まれるほどではありません。

向いてるとは思わないまでも、これまで経験してきたどの仕事よりもマシです。

しかもウチの会社の場合は歩合制で給料が高い+社員の人柄がいい(優しい陽キャの学生みたい)ため、金と人間関係が保証されていることで辞めずに続けてこられています。

逆に言えば、もし限度が年収300万程度で、パワハラ気質の男ばかりの会社なら、同じ仕事内容でも速攻で辞めていました。

こればかりは運もあるので難しいですね。

BtoC営業のデメリット

とはいえやはり無能発達障害者なので、万事が万事うまくいっているわけではありません。

辞められるなら辞めたいし、精神的にしんどいことも多いです。

所詮はASDコミュ障

BtoC営業は法人営業と違ってゆるい営業でも大丈夫なのがメリットの反面、一般人相手へのコミュ力は最低限必要です。

笑顔で明るく、どもらずに堂々と、笑いや相槌入れながらトークする。

元来向いていないこうしたタイプのコミュニケーションを取らなければならないため、非常にストレスがかかります。

そしてノルマ的な数字のプレッシャーもあるため、無能な僕は低迷している営業成績に毎日追われています。

実際、営業成績は新人の中ですら最下位で、営業部全体の足を引っ張っています。今はまだ入社半年なので許されている面もありますが、今後自分より優秀な後輩が2,3か月でどんどん僕を抜かしていくのだろうと思うと、既に辛いです。

他の新人はみんな自分の1.5~2倍の成績を叩き出していますが、やはり定型ゆえの器用さとコミュ力の差が露骨にでていると感じます。

結局どこへ行っても、発達障害は無能なのです。しかしまともな会社と違って複雑な仕事がないため、発達障害の弱点が発現しづらくなっている。

そのため、今まで働いてきたどの会社よりも人権があると感じます。

将来性がない

20代後半の同世代は、まともな会社でキャリアを重ねていって、働き続けるにしても転職するにしても安定した人生を送っています。

しかし僕の仕事は所詮ティッシュ配り。この営業行為は今の会社や似たようなBtoC業界でしか通用せず、スキルなんて微塵も育ちません。

拘束時間が長くて休日は少なく、市場価値のあるスキルは育たないので、みんな20代の若いうちに辞めていきます。

僕みたいな自殺の瀬戸際にいるような発達障害者が将来性などと口にするのもおこがましい話ですが、しかし今の会社に残ることは、自殺までの時間をただ延長しているようにしか思えません。

今はまだ20代だからいいですが、これが30過ぎにもなってショッピングモールでティッシュ配りをしている自分を想像すると寒気がします。

かといってまともな会社で働けるほどの能力もないので、今の会社で生き残れているだけで万々歳ではありますが。

BtoC営業にも逃げ道はなかった

今の仕事ならギリギリ続けていけそうな反面、この仕事自体に将来性は全くありません。

結局のところ、発達障害者が安定した生活を送るなんて夢のまた夢なのです。

今転職しても不用意に職歴を傷つけてしまうだけなので、できればあと2年くらいは在籍したいところ。

しかしその間も営業成績は悪いし、年下の先輩からはできないヤツと思われ続けるし、たちっぱで歩き回る仕事なので体力もしんどい。

法人営業もBtoC営業も工場勤務もフリーランスもダメなら、一体何の仕事をすればいいのでしょうか。

探し続ければいつか自分でもできる仕事は見つかるかもしれませんが、おそらくそれは正社員ではないでしょう。

それなら低収入で不安定な人生が続くだけであり、友人や異性から見下されるのを感じながらただ生きていくことになります。

そこまでして発達障害者としての人生にしがみつく必要はないので、行き着く先は自殺です。

結局のところ、無能な発達障害者、しかも男に生まれてしまったら人生詰みなのです。救済はありません。

とりあえず今はティッシュ配りで2年間生きることだけ考えて、そこからまた無職になって、気まぐれで採用された新たな転職先にも馴染めず、近い将来自殺するのでしょう。

決して幸せにはなれない。それは発達障害者に生まれた時から決まっていた。

やる気失くしますね。

POSTED COMMENT

  1. より:

    あんたを不幸にしてるのは発達障害そのものじゃなくて、その無駄なプライドの高さと他責思考のせいだろうね
    なまじ大学まで行ける程度のオツムは持ってしまったせいで、なんで周りのやつはみんな順風満帆なのに僕ちゃんだけこんな不幸なんだ! くそう! 全部発達のせいだ! という残念な思考になってしまうんだね

    今からでも遅くないからせめてその無駄なプライドだけはゴミ箱に捨てて、期間工でもやって金ためて、セミリタイアでも目指した方がいい

    あんたのような人は、働かないことでしか幸せになれないんだよ

    ま、ここまで言ってもどうせ無駄なプライドのせいで聞く耳持てないんだろうけどねw

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