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【障害者雇用】 発達障害の就職・転職支援サービス【おすすめ8選】

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発達障害の診断を受けて、無事に精神障害者手帳がもらえたら、障害者雇用を検討してみましょう。

一般雇用では、業務内容や人間関係でトラブルが起こりやすいため、どうしても限界があります。

最初から自分の障害を受け入れてくれる会社で働く方が、精神的な負担も少ないですよね。

僕自身、フリーランスに失敗したら「障害者雇用」「完全在宅勤務」のどちらかで就職しようと考えています。

一般雇用で働けるほどの能力もないし、定型(健常者)と同じ土俵で生きていくのは地獄だからです。笑

こんな悩みを抱えていませんか?

  • 障害者雇用のメリットを知りたい
  • 障害者雇用の手順を知りたい
  • どのサービスを使えばいいかわからない

そんな悩みを解決します!

この記事では、発達障害の就職・転職支援サービス」を紹介します。

障害者手帳があると、転職の選択肢が広がります。

これは大きなメリットなので、フル活用して前向きな転職活動をしていきましょう!

目次

障害者雇用のメリット・デメリット

握手する女性
疲れたサラリーマン
疲れたサラリーマン
今まで普通の会社員として働いてきたし、なんか抵抗あるなぁ…。

障害者雇用の求人に応募する際は、事前に自分の障害特性を明らかにします。

  • 何ができて何ができないか
  • どんな配慮が必要か
  • 通院や服薬の事情

…etc

そうすることで、人材と企業のミスマッチがなくなるのです。

僕も会社員時代は、「定型と同じ水準で働く・振舞う」ことがとても苦痛でした。

給料や世間体はどうでもいいので、「自分に合った環境で働きたい」と心から思っています。

障害者雇用は、”普通”に殺されないための有効手段です。

障害者雇用のメリット

障害者雇用のメリットは、次の3つです。

障害者雇用のメリット
  1. 障害に合わせた業務内容
  2. 配慮や労働時間の融通がきく
  3. 職場定着支援を受けられる

障害がある前提での就職なので、企業側からのサポートに期待ができます。

一般雇用の場合、定型と同じことを求められるため、ついていけずに二次障害(うつ等)を発症する人も少なくないです。

こうした危険性をあらかじめ排除しておけるので、安心できますね。

また、就職後も支援機関と面談ができるので、不安な点は相談したりアドバイスを受けたりすることができます。

障害をオープンにすることで、安心して働ける!

障害者雇用のデメリット

次に、障害者雇用のデメリットです。

障害者雇用のデメリット
  1. 求人が少ない
  2. 賃金が安い
  3. 身体障害者と比較される

一般雇用と障害者雇用を比べると、求人数は少なく、賃金も安い傾向にあります。

発達障害者の平均賃金(週30時間以上労働)は16.4万円参考:平成30年度障害者雇用実態調査/厚生労働省)。

一般雇用の平均月収26.4万と比較すると、その差は歴然です。

また、障害者雇用には身体障害者も含まれています。

身体障害者は配慮する点が明確で、かつ職務遂行能力自体には問題がありません。

実際に身体障害者の方が、精神障害者よりも平均月収・勤続年数が上回っています。

同じ障害者雇用でも、格差が生まれる可能性はあります。

賃金格差は受け入れなければならない。

障害者転職サービスのメリット・デメリット

資料の確認
疲れたサラリーマン
疲れたサラリーマン
障害者に特化した転職サービスは、一般向けとは違うの?

新卒向け・ハイクラス向けの転職サービスがあるように、障害者向けの転職サービスも存在します。

  1. 転職エージェント…障害者雇用のある会社を紹介してくれる。障害特性に合わせた会社選びや、面談・就職後のサポートも充実。
  2. 就労移行支援…職業訓練の形式で、就職前に徹底シミュレーション。長期スパンでサポートが受けれられる。

自分だけで会社選び・面接対策・障害対策をするのは大変ですよね…。

実績のあるプロからアドバイスをもらいながら取り組む方が、より効率よく、より自分に合った企業を選ぶことができます。

障害者転職サービスのメリット

障害者転職サービスのメリットは次の3つです。

障害者転職サービスのメリット
  1. プロからのアドバイス
  2. 紹介先が豊富
  3. 就職前後のサポートが充実

大手の実績ある転職サービスを利用することで、質の高いアドバイスや、豊富な選択肢からの求人紹介を受けることができます。

一般雇用についていけなくて退職した人は、「また同じ思いをしたらどうしよう…」という不安があるでしょう。

僕も社会人になってから発達障害が発覚したクチなので、再就職が一気にトラウマとなりました。笑

ですが、障害者転職サービスを利用することで、ビジネスマナーや就職後のシミュレーションから学習することができます。

不安でなかなか一歩を踏み出せない人におすすめ!

障害者転職サービスのデメリット

次に、障害者転職サービスのデメリットです。

障害者転職サービスのデメリット
  1. 手帳がいる
  2. エリアが限られている
  3. 時間がかかる

当然ですが、障害者手帳がなければ障害者枠に応募できません。

診断基準を満たしていないグレーゾーンを対象とするサービスもありますが、基本的には手帳持ちであることが前提です。

そして、障害者雇用があるのは大企業が多いので、地方の求人が少ない傾向にあります。

また、就労移行支援は数か月かけて就職の準備をするので、時間に余裕がある人でないと効果を得られにくい場合も。

一般雇用ほどの自由度はない。

おすすめ障害者転職サービス

ビジネスアイコン

おすすめの障害者転職サービスは、以下になります。

それぞれの特徴とおすすめな人について、解説していきます。

①dodaチャレンジ(エージェント)


対象者精神障害者手帳を持っている、または申請中の人
対象エリア全国(対面サポートは東京・大阪・名古屋)
ポイント豊富なノウハウと求人数で、トップクラスの業界シェア
おすすめな人実績と求人数重視で、安心して転職したい人

総合人材サービスのパーソルチャレンジが運営する求人サイトです。

大手エージェントのdodaを運営しており、実績やノウハウは豊富。

dodaチャレンジでも3,000社との取引実績があり、サイトに掲載されない「非公開求人」は全体の9割にのぼります。

また、運営会社自体が特例子会社で、社員の65%が障害者手帳を持っています。

現場のリアルを知っているエージェントからアドバイスをもらえるので、安心して転職活動を進めることができますね。

まだ転職の決意が固まっていないなら、電話面談でとりあえず話だけ聞いてもらうのもアリ。

親身なメンターとして利用するのも、ひとつの使い方です。

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障害者の就職・転職なら【dodaチャレンジ】

↓口コミ・評判は下の記事にまとめています。

関連記事:【大人の発達障害】dodaチャレンジの口コミ・評判・特徴【2020年】

②atGP(エージェント)


対象者精神障害者手帳を持っている、または申請中の人
対象エリア全国(対面サポートは東京・大阪・名古屋)
ポイント求人検索・エージェント・就労移行支援までカバー
おすすめな人自分でサービスを選ぶのがめんどうな人

障害者の雇用促進事業を手掛ける、ゼネラルパートナーズが運営する求人サイト。

2003年の創業から事業を手掛けてきた歴史があり、カプコン・コナミ・パナソニック等の大企業とも取引実績があるため、信頼できますね。

atGPの特徴は、サービスの分類が細かく、自分に合ったスタイルで転職活動を進められることです。

atGPのサービス一覧出典:atGP公式ホームページ

求人検索だけでなく、エージェントや就労移行支援まで取り揃えています。

管理職・アスリート・新卒向けなど、個人に合わせたきめ細やかなサービスを展開しています。

「障害者雇用サービスが多くて、どれを選んだらいいかわからない!」という人は、とりあえずatGP会員にだけ登録しておきましょう。

今なら電話やオンラインでの相談もできるので、自分に合ったサービスを代わりに選んでくれます。

もちろん、「そこまでするのは気が引ける」という人は、求人サイトだけ利用するのもアリです。

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プロと一緒にする転職活動!障害者の就・転職ならアットジーピー【atGP】

↓口コミ・評判は下の記事にまとめています。

関連記事:【大人の発達障害】atGP(アットジーピー)の口コミ・評判・特徴【2020年】

③リンクビー(就労移行支援・発達障害)


対象者発達障害で精神障害者手帳を持っている、または申請中の人
対象エリア東京(大手町・秋葉原)、大阪(梅田)
ポイント発達障害に特化した研修が盛りだくさん
おすすめな人発達障害で会社員を挫折した人

atGPシリーズの就労移行支援サービスで、発達障害を専門としています。

かなり実践に近い内容のトレーニングを実施しており、「発達障害専門」はだてじゃありません。

トレーニング内容

  • 納期までに業務を完成させる
  • メンバーと効率的な業務分担を行う
  • 業務の優先順位をつける
  • 電話応対
  • 報連相
  • 歓送迎会

…etc

発達障害者が苦手な分野を見事におさえていますね。

「歓送迎会」のスキルを研修してくれるのは、おそらく日本中でリンクビーだけでしょう。笑

僕もそうですが、特に社会人になってから発達障害が発覚した人は、自分の苦手分野がよくわかっているはずです。

会社員挫折経験がある人ほど、リンクビーを活かすことができます。

首都圏と関西圏に3か所しかありませんが、もし通える範囲に住んでいる人は、見学だけでも行ってみる価値はありますよ!

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職場定着率90%!発達障害専門の就労移行支援【リンクビー】

↓口コミ・評判は下の記事にまとめています。

【大人の発達障害】リンクビーの口コミ・評判【2020年】

④シゴトライ(就労移行支援・うつ)


対象者うつ症状で精神障害者手帳を持っている、または申請中の人
対象エリア東京(秋葉原)、大阪(梅田)
ポイント実践形式でうつ症状と向き合うことができる
おすすめな人就職を視野に入れてうつ症状対策をしたい人

atGPシリーズの就労移行支援サービスで、うつ症状が専門です。

発達障害者の約3割は、二次障害でうつを発症すると言われています。

僕も「うつ傾向あり」の診断書をもらっており、いまだに対人関係や環境によるストレスが不安です。

シゴトライでは、実践訓練やストレスマネジメント研修・主治医との情報共有などを丁寧に行っています。

就職実績を上げるための無理やりなカリキュラムではなく、本人の適性から日常生活に至るまで、じっくりとサポートしてくれて安心です。

ただし、こちらもリンクビー同様、東京と大阪にしかありません。

逆に首都圏か関西圏に住んでいる人はチャンスなので、見学だけでもしてみましょう!

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うつ症状の方の「長く働く」を徹底サポート【シゴトライ】

↓口コミ・評判は下記の記事にまとめています。

【大人の発達障害】シゴトライの口コミ・評判【2020年】

⑤atGPジョブトレ IT・Web(就労移行支援)


対象者障害者手帳を持っている、または申請中で、現在離職中の人
対象エリア東京(渋谷・秋葉原)、千葉(船橋)
ポイント未経験でも無料でWebスキルが学べる
おすすめな人未経験だけどIT転職をしたい人

atGPの持つ障害者雇用ノウハウと、デジタルハリウッドの現役プロクリエイター講師による本格授業がコラボした、異色の就労移行支援です。

通常約32万円かかるコースですが、利用者の9割は0円で受講しているというから驚きですね。

Webサイトの企画から、設計、デザイン、コーディング、公開まで、すべて一人でできるようになります。
Webレイアウト・デザインの基本から、 最新のWebサイト制作に必要なHTML5やJavaScriptなどの高度なスキルまで、幅広く学べます。

引用:ジョブトレIT・Web ホームページ

僕は会社を辞めてから、Webライター業やブログに取り組んでいます。

それは、「どうせなら今後伸びるIT分野で手に職をつけたい」と考えたからです。

ただ、お金をかけずに独学でWebデザイナーやエンジニアになれると思わなかったので、自分でもできそうなライター系を選びました。

ジョブトレ IT・Webなら0円~でクオリティの高い授業と就労支援を受けられます。

首都圏に住んでいる方は大チャンスなので、まずは見学だけでもおすすめします。

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Webスキルを身につけ、働き方に自由を【atGPジョブトレIT・Web】

↓口コミ・評判は下記の記事にまとめています。

【大人の発達障害】atGPジョブトレ IT・Webの口コミ・評判【2020年】

⑥Cocorport(就労移行支援)


対象者障害者手帳を持っている、または申請中の人
対象エリア首都圏(1都3県・41箇所)、福岡(1箇所)
ポイント実践訓練に加え、生活支援も重視
おすすめな人転職したいが、心と体力に自信がない人

ココルポート(旧社名:Melk)が運営する障害福祉サービス。

2020年10月現在で1,543名の就職と自立のサポートをしてきた実績があります。

実践的な職業訓練も充実していますが、特徴的なのは生活面を改善する独自のプログラムです。

  • ダンスプログラム
  • 農業プログラム
  • 元気回復プログラム
  • 音楽療法プログラム

心と体を整えるプログラムがとても充実しており、他の就労移行支援にはない強みです。

他にも、交通費支給やランチ代の補助制度もあり、通いやすい環境と言えますね。

その効果は、6か月定着率85.4%という数字にも表れています。

「就職しないといけないのはわかっているけど、精神的にも肉体的にもきつい」という人におすすめです。

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お仕事復帰や自立を全力サポート | 就労移行支援のCocorport(旧社名:Melk)

↓口コミ・評判は下の記事にまとめています。

【大人の発達障害】cocorport(ココルポート)の口コミ・評判【2020年】

⑦ LITALICOワークス(就労移行支援)


対象者障害者手帳を持っている人。持っていない人も可
対象エリア全国
ポイント企業インターン案件が多い
おすすめな人適職を慎重に考えたい人

LITALICOが運営する就労移行支援です。

8000人の支援数と、6か月定着率89.7%という実績を誇っています。

LITALICOワークスの拠点は全国に80箇所以上あるので、都市部以外の人でも通いやすいです。

企業インターンが充実しており、インターン先は全国4,500箇所以上。

発達障害は職場の環境によって、症状の出方にムラがあります。

インターンで実際に職場体験ができるのは、大きな強みですね。

就職する以上は、慎重に適職を選んでいきたいという人に向いています。

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そのひとりの「働きたい」にこたえる。【LITALICOワークス】

↓口コミ・評判は下の記事にまとめています。

【大人の発達障害】LITALICOワークスの口コミ・評判【2020年】

⑧ミラトレ(就労移行支援)


対象者障害者手帳を持っている人、または申請中の人
対象エリア首都圏(1都3県)・大阪・兵庫に13箇所
ポイント専門資格を持つスタッフが在籍
おすすめな人専門家と当事者からアドバイスをもらいたい人

dodaチャレンジと同じ、パーソルチャレンジが運営する就労移行支援です。

dodaチャレンジと連携しているので、求人面でも心配いらないのが心強いですね。

なんとミラトレでは、就職率90%、6か月定着率80%と、非常に高水準です。

その理由のひとつは、臨床心理士と社会福祉士が在籍していること。

専門資格を持つスタッフがいる就労移行支援は珍しいんです。

そして、スタッフも障害の当事者が多いため、相談者の話を親身になって聞いてくれます。

専門的なアドバイスと、当事者からのリアルなアドバイス。

両面からサポートしてくれるのは、ミラトレならではです。

今ならオンラインでの見学も実施しているので、気軽に試してみてはいかがでしょうか。

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【パーソルチャレンジ・ミラトレ】働く未来をあきらめない就労移行支援

↓口コミ・評判は下の記事にまとめています。

【大人の発達障害】ミラトレの口コミ・評判【2020年】

おすすめ障害者雇用サービス まとめ

書類選考

この記事では、「発達障害の就職・転職支援サービス」について紹介。

もう一度、一覧を記載しておきます。

就労移行支援は、基本的に施設へ通うことになります。

立地だけでなく、スタッフとの相性や現場の空気感も、重要な判断材料です。

どれを利用するか迷っているならば、一通り見学だけしてしてみましょう!

職場にも相性があるように、サービスにも相性があります。

適当に選ぶと、のちのち余計めんどうなことになりかねません…。

短くない付き合いになるので、納得のいく形で選んでみることをおすすめします。

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