さっそく悲報なんですが、発達障害は無能です。
当たり前のことが当たり前にできないんだから、当然ですよね。
対策しても無意味だし、同僚からの理解なんて無理だし、転職だって簡単にはできない、というのが現状ではないでしょうか。
発達障害は脳の機能障害なので、完全に治すことは不可能です。
無能というハンデは死ぬまでつきまとうんですね。
そこで、同じ無能でも「ワンランク上の無能」になる方法をご紹介します!
あなたはこんな悩みを抱えていませんか?
- 会社で無能扱いされてつらい
- これ以上同僚から嫌われたくない
- いよいよ会社に居づらくなってきた
この記事では、「無能な発達障害がワンランク上の無能になる方法」について解説。
発達障害が無能から脱出するのは至難のワザ。
高すぎる目標は自己肯定感を奪いさり、生きる気力すら失ってしまう危険性があります。
まずは無能界でエリートになるところから始めていきましょう。
この記事を読み終われば、会社で受ける精神的ダメージを少しだけ減らすことができます。
筆者の発達障害プロフィール
- 手帳3級のADHD
- 体感ではASDの傾向が強い
- 社会人で発達障害が発覚
- 定型(健常者)にギリ擬態できる
- 一人暮らしは可能
それでは、さっそく見ていきましょう!
目次
無能な発達障害がワンランク上の無能になる方法


発達障害がワンランク上の無能になる方法は、次の4つです。
- 勤務態度の改善
- ミスしないよう”行動”する
- 自分の頭で考える
- アドバイスを即実践
「結果を出せないぶん、それ以外のところで媚を売る」というのが基本戦略です。
根本的な改善にはなりませんが、取り組みやすくて結果も出やすい。
再現性がある方法と言えます。
①勤務態度の改善
まず仕事への取り組み方以前に、勤務態度を見直しましょう。
「いやいや、欠勤とか職務放棄とかしてないけど」と思われるかもしれませんが、もう少し上の次元での話です。
たとえば、下の例には当てはまっていませんか?
- 挨拶の声が小さく、暗い表情
- ボソボソと自信なさそうに喋る
- 1分前行動をしており余裕がない
- 期限ギリギリまで報連相しない
- 自分で抱え込んで誤魔化そうとする
- 感謝と謝罪が抜けている
- 言い訳や自己防衛をする
ミスや物忘れなどの改善にばかり気を取られ、こうした小さな「不愉快ポイント」を積み重ねている事態をスルーしていませんか?
直接のミスになっていなくても、この蓄積は必要以上に怒られる原因になります。
逆にここをしっかりと抑えていれば、「ミスは多いが可愛げがあり、本人は努力している」という評価を得られる可能性が上がります。
- 挨拶だけは元気
- 引け目を感じても堂々とする
- 10分前行動で真面目アピール
- 不安・疑問点はすぐにさらす
- まずは感謝or謝罪、それから話す
- 素直にミスを認める姿勢を見せる
発達障害の特性上、こうした心がけ自体が苦痛である人もいるでしょう。
しかし無能な発達障害ならば、実務以外のシーンで情状酌量をアピールする他ありません。
仕事ができない直接的な原因を改善しようとする前に、無能ランクアップの基礎として、勤務態度はぜひ見直してください。
僕は若手の営業マンという立場もあったので、とりあえず「元気・素直・真面目」アピールはしていました。無能には変わりなかったですが、必要以上に嫌われることはありませんでした。
②ミスしないよう”行動”する
発達障害にミスはつきものです。
注意欠陥で短期記憶が弱く、柔軟性がなくてパニックになる発達障害ですから、逆にミスしない方がおかしい。
未来永劫ミスしまくるのが発達障害の定めです。
それならば、「ミスしたときの怒られダメージをいかに減らすか」を考えたほうがいいですよね。
- 「以後気をつけます」と精神論で片づける
- ミスした原因と今後の対策を話せない
- 手遅れのタイミングでミスが発覚する
ミスをしたら「次はこうならないよう気をつけよう」と、胸に刻みます。
そして3日後に同じミスをするのは、発達障害のお家芸ですね。
発達障害が胸に刻んだところで、そもそも脳がバグってるから意味ないんです。
どうせミスするなら、「具体的な対策はしていたんですが…」とがんばったアピールをするべきなんです。
ミス内容「メールでの資料添付忘れ」
- まず資料を添付してから本文を書く
- メール送信マニュアルを作成し、毎回チェックする
- 上司をCCに入れ、発覚確率を上げる
めんどくさくても、自分専用のマニュアルを作成し、忠実に従って機械的に行動するようにします。
どうせ何かの拍子にミスするでしょうが、「対策システムを考え実行していた」という姿勢をアピールすることが大事なんです。
僕は業務ごとに自分専用のマニュアルをいくつも作っていて、必ずそれに照らし合わせて行動するようにしていました。結局ミスはします。でもきちんと対策と行動をしていたので、上司も「ここまでやって無理なら、コイツは本当に無理な人間なんだろうな…」と諦めモードに入ってくれます。
③自分のなりに価値提供する
発達障害だと、まず言われた事を理解するので精一杯。
そして、その言われた事を言われた通りにこなすのが限界です。
「価値提供なんて次元じゃねぇんだよお花畑野郎が!」というのが現実ですよね。
もちろん、ミスなくとどこおりなく業務遂行するのが大前提ですし、最優先です。
しかし一般的に「言われた事しかできない(考えられない)」のは、無能の象徴。
言われた事すらやれない発達障害ですが、それでも一般人の領域に足を踏み入れていく必要があります。
- 言われた事をミスなくこなすことしか考えていない
- 自分用マニュアルを仕上げて満足してしまう
- 「仕事=怒られないゲーム」と考えている
もちろん、まずはミスがないように最善を尽くすべきです。
そのために、マニュアルを作ってできるだけミスの可能性を排除する。
それは正しいんですが、問題は「ミスさえしなければ仕事は順調」と考えてしまうことです。
仕事とは本来、「価値を提供した対価として報酬をもらう」こと。
ミスをするしないは本人の都合であって(ミスがないのも価値ですが)、お客さんは「依頼してよかった、得をした」を思いたいから仕事を発注します。
お客さん相手でも、同僚相手でも、「こいつに任せてよかった」と思われるにはどうしたらいいかを考えることが大切です。
- 対応・返信が爆速
- 相手の手間を減らす(上司の代わりに自分が連絡するなど)
- 報告だけでなく原因分析と対策案まで出す
- とにかく行動が早い
発達障害でも経験を積んでいけば、慣れでこなせる仕事も増えてくるでしょう。
ですがそれは成長とは少し違います。
もちろん、本人からすれば偉大なる一歩なんですが、周囲はそう思ってくれません。
最低限の仕事をこなせるようになったら、小さな付加価値をつけるようにしましょう。
その癖をつければ、一味違う無能になれるはずです。
入社3年目になっても圧倒的無能だった僕は、自分ができる価値提供として、「物量作戦」を展開。情報収集なら網羅性を重視し、テレアポなら上司が想定した倍はアタックしました。もちろん時間が足りなくなるので、毎日サビ残です。効率は悪いし本質から外れている面もありますが、「物量で相手の満足度を満たす」という価値を提供しました。
④アドバイスを即実践
発達障害は、生きているだけで多くの人に迷惑をかけます。
僕も会社では明らかな不良債権でした。
- 一向に成長しない
- 常に管理しなければならない
- ミスの処理が手間
- 辞めさせたらパワハラ
- 給料はふつうにもらう
仕事をさせない方がよっぽど会社の利益になるような存在でしたね。
新人のうちは、誰でも同僚に迷惑をかけます。
それが許されるのは、いずれ成長して会社に貢献する見込みがあるからです。
でも発達障害はいつまで経っても成長せずに、新卒以下のまま。
- どんなに教えても定着しない
- いつまで経っても独り立ちできない
- すぐに精神を病む
これでは上司も気の毒ですよね。今ならわかります。
でも発達障害は無能なので、利益をもってしてお返しすることができません。
そんな発達障害が唯一できる対価の支払いは、「教わったことを即実践」です。
できるできないはさて置き、アドバイスを素直に受け入れて即実践することでしか、相手に報いることはできません。
教える側からしても、自分が言ったことにすぐ取り組む姿は、見ていて気持ちいいですからね。
僕があまりにも忘れ物することに腹を立てた上司から、「看護師が使ってるリストバンドみたいなメモ帳あるらしいから、そういうの使えよ!」と怒られました。僕はその日にAmazonで注文し、2日後には上司の前で使い始めました。「ほんとに買ったのかよ!」と若干盛り上がりましたね。一時的なアピールですが、こうした積み重ねは大切です。
↑白ワイシャツの袖と一体化して、けっこう使いやすかったですよ。
無能な発達障害がワンランク上の無能になる方法 まとめ

この記事では、「無能な発達障害がワンランク上の無能になる方法」について解説してきました。
もう一度、ポイントをおさらいします。
- 発達障害は無能、これは真理
- 仕事の成果以外で部分点を稼ごう
- 無能な前提で仕事術を考えよう
発達障害は無能である。
この前提を夢や希望でくつがえそうとするから、絶望するんです。
人の価値は環境における相対評価で決まるので、定型(健常者)と同じ評価基準で働く以上、望みはありません。
本当なら、障害者雇用でもバイトでもいいいから、自分ができる仕事をするべきなんです。
でも色々な事情でそれができないなら、無能として生きる覚悟を決めるべきだと、僕は思います。