喉元過ぎれば何とやらで、28歳になる今、再び正社員として働きたいと思っています。
2年前に広告代理店の営業を辞め、半年前にビルメンを辞めた。どちらも単純に仕事ができないのが原因で、ビルメンに至っては2週間で逃げ出しました。
その間はフリーランスでWebライターをやっていました。毎日休まず作業して月に15万。
確かに部屋にこもってひたすら文字を打っているのはストレスがない分、あまりにも稼げないのが問題でした。
Webライターで稼げる人は専門的な知識があったり、外注や編集、取材などができるコミュニケーション・管理能力があったりと、結局は会社員としてもやっていけるポテンシャルがあります。
フリーランスは本来、会社の枠から抜け出したほうが得である優秀な人間がなるもので、社会適性のない無能な発達障害者の逃げ道にはなりません。
結局、無能な発達障害者は解雇されにくい正社員の地位にしがみつくのが吉でしょう。
目次
発達障害者は正社員として勤められるのか
多動優勢のADHDでもなく、専門特化したASDでもなく、「注意欠陥ADHDとASDの併発型」という最も無能な発達障害者になった場合。これは最悪のケースです。
脳内お花畑の発達障害コンサルは「自己理解を深めて強みを見つければ発達障害でも活躍できる!」と、ごく一部の特例をさも一般論のように語ります。
これは発達障害コンサル自身が重症度や運に恵まれただけであり、本当に苦しんでいる大多数の発達障害者にはまるで参考にならないでしょう。
真に当事者である僕は、この詐欺師たちよりも真摯に発達障害に向き合わなければなりません。
そして冷静に発達障害に向き合えば向き合うほど、「有利となる長所は一切なく、社会人として致命的な欠陥ばかりが目立つ」という結論になります。
つまり、自分の特性(そんなものはありませんが)とマッチする企業を探すのではなく、できるだけ無能さが露呈しない企業を探すべきです。
自分がこれまで働く中で感じた無能ポイントは、挙げれば枚挙に暇がありません。
- 軽度の吃音省
- 聴覚情報処理障害
- 理解力の欠如
- 複数の情報を統合できない
- 短期記憶が弱い
- 臨機応変な対応ができない
- 相談のタイミングがわからない
- 判断力がない
- 動作の習得に時間がかかりすぎる
- 勝手に判断してしまう
- 勘違いが多く、それに気付けない
- コミュニケーションが苦手
- 交渉が苦手
- 根回しができない
- 何度注意されても覚えられない
- 集中力が低い
- 空気を読めない
- 発言の意図を読み取れない
- 冗談を理解できない
- 焦りやすい、パニックになりやすい
- 視野が狭い
- 段取りが組めない
- 目的を理解できない
- 何でも引き受けてしまう
- 時間の感覚がない
- 運転が下手
- 道を覚えられない
- 談笑ができない
- スケジュールを組めない
- やるべきことを先延ばしにする
- 人の目を気にして委縮する
思い当たるだけでざっとこれだけ列挙できます。そして長所は一切ありません。
働いてきて誰かから褒められたことはありませんし、何も成果を残していません。
完全なる穀潰しで、会社には一切の利益を残しませんでした。
正社員として就職すること自体は可能でしょうが、その先で人並みの水準で働くことは不可能でしょう。
発達障害者に見合った転職先
発達障害者に適職はありません。したがって、理想の職場なんてものはあくまで理想に過ぎません。
発達障害者に適職があるというのは、発達障害コンサルかごく一部の特例の妄言です。大多数の発達障害者はこれを信じてはいけません。
発達障害者は転職の際、できるだけ無能が露呈しない環境を選ぶべきです。
自分が活躍することなどありません。後ろ指を指され、無能と蔑まれ、年下の有能に見下され、地獄のような日々が待ち受けているでしょう。
何の才能もない発達障害者ができることは、地獄の中でもできるだけマシな地獄を選ぶことです。
例えば以下のように。
- 斜陽産業で有能が集まりにくい
- 立場を脅かす若手が少ない
- 人手が少ないのでいるだけで戦力
- BtoC(一般客相手なら誤魔化しが効く)
- 若手の男が少ない
- 残業時間や訪問数が評価される
完全な地雷ではありますが、発達障害者も地雷なので文句は言えません。
まともに仕事もできない無能に生まれてしまったら、ちゃんとした職場で働く機会すら与えられないのです。
今までは休日日数や賞与、残業時間にこだわっていましたが、好待遇の会社には有能が集まるので不利です。
僕は以前まったり薄給の会社にいましたが、ぬるま湯と言われる環境でさえも適応できず、鬱の診断がくだりました。無能な発達障害者はどの職場でも立ち行かないのが現状。
そのため、余程のブラックでない限りは、細かい待遇は誤差と考えるとよいでしょう。
そもそも発達障害の男は、現代の新自由主義には適応できません。適者生存に基づき自殺してもおかしくない存在なので、一般就労で働けるだけ感謝しなければなりません。
発達障害者が転職してはいけない業界
どの会社に就職しても、無能だと蔑まれて見下されるのは確定事項です。とはいえ、できるだけミスが目立ちにくい職業を選ぶに越したことはありません。
これまでやってきた仕事の中で、特にできなかったものを挙げてみます。
- 営業商談
- 臨機応変なクライアント対応
- 現場作業(ブルーカラー系)
- フロアや地図の確認
- 社内調整・依頼・管理
- 制作フローの管理
- スケジュール進行・調整
これらをもとに、避けたほうがいい業界・職種を考えていきます。
- 管理職
- 広告・イベント
- 施工管理
- 価格交渉を含む営業
- 技術職との連携がある営業
- 自由度の高い商品の営業
- 人柄が重視される営業
- 警察官・自衛官・消防官
- 現場職(ブルーカラー)
- 事務職
僕は発達障害の悪い部分を凝縮して遺伝させられたので、ほとんどの仕事の適性がありません。
中でもこれらの業界・職種は地雷です。流動性があり、コミュニケーション能力が求められ、減点方式でミスが許されない仕事は絶対に無理です。
努力とか経験とかの問題ではなく、発達障害には絶対に無理です。
いくら発達障害者の職業選択が不自由とはいえ、明らかに不適格の仕事を選ぶのは自殺行為。数は圧倒的に絞られますが、ここから何とかいけそうな仕事をピックアップしなければなりません。
商品パッケージが明確に決まっているメーカー営業などがよさそうです。相手は役所職員や一般客で、対ビジネスマン以外なら委縮しにくいだろうと思います。
本来なら部屋にこもって誰とも喋らずコツコツ何かを作るような仕事が向いていますが(できればライティング)、発達障害者にできる範囲のクリエイティブ職など存在しません。
コミュニケーションを取らざるを得なくても、できるだけ自分に不利な条件は排除していきたいです。
発達障害者の転職方針
今後は一般雇用の転職エージェントを利用して転職活動を進めていきたいと思います。
障害者雇用では優良求人は身体障害者に奪われてしまうので役に立ちません。
そして無数にある正社員求人を一人で探すには限界がありますし、僕は要領の悪くてセンスがないので、ひとりの判断では絶対に道を間違えます。
発達障害の症状については正直に伝え、無能ゆえの希望もしっかりと共有したいと思います。そのため、エージェントはフリーター転職の実績が豊富な人がいいですね。
僕が発達障害持ちのブラック人材である以上、どんな理想的な会社でも地獄と化します。できるだけ居心地の良い地獄を探していきたいです。
エージェントの見極めも難しいでしょうし、食い物にされないよう注意してください。おかしいなと感じたら深入りせず、退散です。
私の体験です。
はじめまして
私もADHDを抱えた無能な人間ですが、正直正社員にしがみつくのは止めた方がよろしいかと思います。
おそらく主様のネガティブ思考と耐性の低さでは正社員の仕事には耐えられずまた精神を病んで退職からの地獄への無限ループ、もしくは本当に自殺して人生終了なんてことにもなりかねません。
本当にストレスを回避して少しでも穏やかな人生を選びたいのなら、期間工などで数年頑張ってある程度は余裕を持って生活できる資金を蓄え、その上で長期投資などで地道に資産を増やしつつ、比較的苦にならない週四のアルバイトや派遣の仕事をしながら暮らすという、所謂貧乏セミリタイアという生き方も不可能ではないかと思います。
主様は恐らくまだ中途半端に「まともな人間」という肩書への未練が捨てきれず、視野を狭めてしまっている状況です。
もう少し、まともじゃないけど幸せになれる生き方を目指して視野を広めることをお勧めします
その後の転職はいかがですか?
よい方向に進んでいればよいのですが。