発達障害者は、会社でパワハラを受けやすいです。
かくいう僕も、過去何人も辞めさせているパワハラ上司の部下だったんです。
毎日罵倒されて鬱になり、玄関に首吊りロープをぶら下げて「本当につらくなったらこれで死のう」と思って出社していました。
あなたはこんな悩みを抱えていませんか?
- 上司からパワハラを受けている
- 毎日死にたくて仕方ない
- 転職しようか迷っている
こんな悩みを解決します!
この記事では、「発達障害者がパワハラを受けやすい理由」について解説。
最後まで読めば、どうしようもないパワハラ地獄から抜け出す方法が分かりますよ!
筆者の発達障害プロフィール
手帳3級のADHD
ASD・APD・HSP傾向あり
社会人で発達障害が発覚
定型(健常者)にギリ擬態できる
一人暮らしは可能レベル
それでは、さっそく見ていきましょう!
目次
【発達障害者がパワハラを受けやすい理由①】怒りやすい


発達障害者は、パワハラ上司からしたら怒りやすい存在です。
- 仕事ができない
- 自分の意思がない
- 自己肯定感が低い
一つずつ見ていきましょう。
仕事ができない
発達障害者は仕事ができません。
これは事実なので、パワハラ上司には怒る大義名分があります。
自分が正しいので、怒りたくなったら罪悪感なくパワハラできるんです。
周囲から見ても、仕事ができない発達障害者が悪いのは明らかなので、パワハラが正当化されてしまいます。
発達障害者はいいサンドバッグになる。
自分の意思がない
発達障害者には自分の意思がありません。
何をしても怒られ、自信を無くしているので、完全にパワハラ上司に支配されてしまいます。
僕も自分の考えを伝えたことがありますが、キレ散らかされるので黙るようになりました。
どんな理不尽を押し付けても抵抗しないので、ひたすらパワハラが繰り返されます。
パワハラ上司にコントロールされてしまう
自己肯定感が低い
発達障害者は自己肯定感が低いです。
仕事はできず、上司から怒られ続け、同僚からは白い目で見られる。
この状態になると、「仕事ができない自分が悪い」と思って、パワハラされても受け入れてしまうんです。
抵抗する気力も怒りも起きず、ひたすらパワハラにおびえる日々が続きます。
自分でもパワハラを受け入れてしまう。
【発達障害者がパワハラを受けやすい理由②】人をイラつかせる


発達障害者には、人をイラつかせる才能があります。
- 常識がない
- 言い訳に聞こえる
- 空気が読めない
それでは、一つずつ見ていきましょう。
常識がない
発達障害者には常識がありません。
僕も数々の非常識な行動をしてきたので、多くの同僚から嫌われていました。
当然、上司もそんな僕にイラつきます。
「1から10まで言わんとわからんのか!」と何百回と言われましたね。
”常識”は発達障害を殺すトラップ
言い訳に聞こえる
僕はパワハラ上司に発達障害をカミングアウトしましたが、言い訳にしか受け取られませんでした。
伝える時に言い訳にならないよう気をつけ、普段からミスの理由を発達障害のせいにしたことはありません。
それでも「発達障害とか関係ないからな!」と、さも僕が発達障害を言い訳にしているような言い方をされてきました。
定型(健常者)には、発達障害のつらさは絶対に理解されないのです。
関連記事:職場で発達障害をカミングアウトするとき気をつけること【3選】
パワハラ上司に発達障害のカミングアウトは逆効果になる。
空気が読めない
発達障害者は空気が読めません。
視野は狭く判断力は低いので、定型から煙たがられて孤立します。
僕も一生懸命周りに合わせようとしましたが、どうしても無理でした。
パワハラ上司とも呼吸が合わず、何をしてもキレられてしまうのです。
いつも何かしらの問題を起こしてしまう。
【発達障害者がパワハラを受けやすい理由③】改善しない


発達障害者は、何度怒られても改善しません。
- 同じミスを繰り返す
- 物忘れが減らない
- 後輩の方が優秀
詳しく見ていきましょう。
同じミスを繰り返す
発達障害者は同じミスを繰り返します。
正確には、一度できたことをすぐに忘れてしまうのです。
短期記憶が弱くて定着しないため、教わったことを何度もミスします。
そのため、上司がいくらパワハラして追いこんでも、一向に成長しないのです。
パワハラの原因がいつまでも改善しない
物忘れが減らない
発達障害者は物忘れが減りません。
メモツールで対策はできますが、とっさの場面で出された指示はほとんど忘れます。
普通は頭の中に記憶の引き出しがあるのですが、発達障害者にはそれがありません。
上司がいくら丁寧に指示を出しても、片っ端から忘れていってしまうのです。
ワーキングメモリが低すぎて、記憶を維持できない。
後輩の方が優秀
何をしても人並み以下の発達障害者なので、当然後輩の方が優秀です。
僕が入社3年目の時は、2年目の後輩にはボロ負け、1年目の後輩よりもスペックは劣っていました。
しかも1年目の後輩のひとりは、僕と同じ営業です。
今までは新人扱いで許されてきても、段々と通用しなくなります。
後輩との比較が始める。
発達障害者のパワハラ対策


発達障害者のパワハラ対策は、次の3つです。
- パワハラ対策はない
- 配置転換を希望する
- 障害者雇用で転職する
それでは、詳しくいていきましょう!
パワハラ対策はない
さっそく申し訳ありませんが、パワハラ対策はありません。
パワハラ上司は、パワハラすることでしか生きていけないので、対策は不可能。
仕事ができない発達障害者は、とにかく逃げるしかありません。
付け焼刃の対策では、どうにもならないのが現実です。
社会的弱者は、パワハラには絶対勝てない。
配置転換を希望する
今の会社に居続けたいなら、配置転換を希望しましょう。
本当は仕事ができるようになればいいのですが、発達障害者には荷が重い。
パワハラ上司のプレッシャーが無くなれば、多少は業務レベルが改善します。
精神的なダメージが無くなるだけでも効果は絶大なので、環境だけでも変えてみるといいでしょう。
発達障害でも適応できる環境を探していく。
障害者雇用で転職する
発達障害者は、やはり障害者雇用で転職したほうがいいです。
給与水準は低くなりますが、クローズ就労で働くには限界があります。
障害者雇用で定時退社し、空いた時間に副業でスキルアップすれば、将来の見通しも立ちます。
一般雇用では定型の水準を求められるので、その環境では働き続けるのは難易度が高すぎます。
関連記事:【障害者雇用】 発達障害の就職・転職支援サービス【おすすめ9選】
障害者雇用でも、一生低所得のままではない。
発達障害者がパワハラを受けやすい理由

この記事では、「発達障害者がパワハラを受けやすい理由」について解説。
最後にもう一度、ポイントをおさらいしましょう。
- パワハラに正当性がある
- 一向に改善しない
- 対策はないので転職
僕は運悪くパワハラ上司の部下になってしまったため、地獄の社会人生活を送ることに。
プライベートでも上司の顔が浮かんできて、本当に精神的に疲弊しました。
パワハラ上司の人間性は、絶対に変わりません。
自分を責めて受け入れるのではなく、とにかく逃げることだけ考えてください。
まだ発達障害の診断を受けていない人は、【大人の発達障害】診断を受ける流れ 時間や手間はかかる?もぜひご覧ください!