発達障害の先延ばし癖があると、スケジュール管理ができません。
僕も会社員時代はスケジュール管理ができず、配属直後は上司に監視してもらっていました。
あなたはこんな悩みを抱えていませんか?
- スケジュール管理ができない
- 先延ばし癖が治らない
- 集中できなくて困っている
そんな悩みを解決します!
この記事では、「自分を操る 超集中力」から、発達障害者がスケジュール管理する方法について解説。
最後まで読めば、スケジュール管理ができない原因を科学的に理解でき、仕事やプライベートがうまく回るようになりますよ!
「自分を操る 超集中力」の著書はあのメンタリストDaigoさん。
科学的根拠に基づいたライフハックを紹介してくれるので、納得して取り組めます。
それでは、さっそく見ていきましょう!
目次
【超集中力】発達障害者がスケジュール管理できない原因


発達障害者がスケジュール管理できない原因は、次の3つです。
- 決定疲れ
- パーキンソンの法則
- 完璧主義の崩壊
一つずつ見ていきましょう。
決定疲れ
脳は「何かをやる・やらない・望む・想像する」だけでも決定疲れをします。
頭の中でやることを何となく思い浮かべて、「でも上司に怒られそうだから後回しにしようかな…でもな…」と考えるだけで消耗するんです。
やることを保留にしたり、選択肢が多すぎたりするのは決定疲れの原因となり、けっきょく決断できなくなります。
人は行動ではなく、意思決定によって疲れるのです。
決定疲れによって考えることを放棄し、先延ばししてしまう。
パーキンソンの法則
パーキンソンの法則とは、「仕事は、完了するために割り当てられた時間に応じて複雑なものへと膨れ上がっていく」というものです。
たとえば、出発時間まで余裕があったのに、けっきょく遅刻ギリギリで家を出ることってありますよね。
これもパーキンソンの法則の効果で、時間が十分にあると考えると、その分試行錯誤を繰り返してしまうんです。
スケジュールに余裕があっても、締切ギリギリまで動けないのはこれが原因。
人は見えないものについて、無限にあると思い込んでしまう。
完璧主義の崩壊
ASDの場合、完璧主義が足を引っ張ります。
スケジュールが少しでも思い通りに進行しないと、途端にやる気を無くすのです。
ADHDと併発している場合、ADHDの衝動性とASDの完璧主義が合わさり、「衝動的に動いたため計画が崩れ、ストレスになる」というセルフ地獄絵図になります。
完璧主義がかえってスケジュール崩壊をまねく。
【超集中力】発達障害者がスケジュール管理する方法


発達障害者がスケジュール管理する方法は、次の3つです。
- 習慣化で決定回数を節約
- 短い時間で区切る
- スケジュールの余白を作る
それでは、一つずつ見ていきましょう。
習慣化で決定回数を節約
ささいな判断でも脳は疲れてしまうので、日常の動作は習慣化しましょう。
ルーティンとも呼ばれますが、「起きる時間、食べるもの、着るもの家を出る時間…」などを固定するのです。
こうした”即決できる仕組み”を作ることで、頭は疲れにくくなり、先延ばしも減ります。
発達障害者は脳内が多動で余計なことを考え過ぎるので、細かい動作も習慣化しましょう。
1日の中で、考える回数をできるだけ減らそう。
短い時間で区切る
よく長時間の集中できる人がいますが、実は短時間の集中を繰り返しているんです。
発達障害者は面倒ごとを一気に片づけようとしますが、あえて短い時間で区切りましょう。
たとえば「30分ごとに5分休憩」など、もう少しやりたかったところで打ち切るようにします。
そうすれば脳を休めることができ、しかも休憩中も無意識にタスクを考え続けるので、結果的に効率よく進めることができます。
タイマーなどを活用しよう。
スケジュールの余白を作る
発達障害者がスケジュールを立てるとき、都合のいい日程をギチギチに詰め込みがちです。
しかしこれではエラーが起きやすくなり、完璧主義が崩れてやる気が急降下します。
スケジュールを立てる時は、1日ごとではなく1週間ごとに数値目標を設定しましょう。
今日予定通りいかなくても、1週間のどこかで取り返す、そんな考え方です。
広い視野で予定を組む。
【超集中力】発達障害者がスケジュール管理する方法 まとめ

この記事では、発達障害者がスケジュール管理する方法について解説しました。
最後にもう一度、ポイントをおさらいしましょう。
- 決定疲れが先延ばしの原因
- 習慣化で脳の負担を減らす
- 1週間単位で計画を立てる
発達障害者が先延ばしをする原因は、意志の弱さではなく決定疲れです。
ただでさえワーキングメモリが低いのに、余計な事を考え過ぎるので、いざという時に決断できなくなります。
「自分を操る 超集中力」では、この他にも発達障害に役立つテクニックがたくさん紹介されています。
とても読みやすい本なので、集中力のなさに悩んでいる人は、ぜひ読んでみて下さい!