雑記

【大人の発達障害】死にたいのは当たり前。少し楽になる考え方と方法

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発達障害なら誰しもが「死にたい」と考えたことはあるでしょう。

僕は社会人になって発達障害と診断されましたが、毎日死にたくて死にたくてたまらなかったです。

あなたはこんな悩みを抱えていませんか?

  • 発達障害なのに生きる意味が分からない
  • 定型(健常者)の下位互換の人生は嫌だ
  • 「死にたい」としか考えられない

これは当然です。

なんせ発達障害は、普通のことが普通にできない症状。

親が精神障害者に産んだせいで、こんなにも理不尽な思いをしなければならないんですから。

この記事では、死にたい発達障害者について書いています。

会社を辞めた僕は、以前より自殺願望が大幅に小さくなりました。

今回は、精神が安定する考え方や方法について解説していきます。

目次

発達障害者が死にたい理由

悩む男
疲れたサラリーマン
疲れたサラリーマン
無能な発達障害って生きてる意味なくね?

発達障害者である筆者が死にたい理由は、次のとおり。

発達障害者が死にたい理由
  1. 何をしてもダメ
  2. 強い劣等感・嫉妬
  3. 誰からも必要とされない
  4. 底辺の人生が待っている

仕事からプライベートまで、発達障害によって壊されたものは数知れず。

一つずつ解説していきます。

何をしてもダメ

発達障害者は、脳のワーキングメモリ(情報処理能力)が小さいです。

そのため、以下の状態になります。

ワーキングメモリが小さいと…
  • 理解に時間がかかる
  • 適切な判断ができない
  • 優先順位をつけられない
  • 計画的に行動できない
  • テンポよく会話できない
  • マルチタスクができない
  • 短期記憶に弱い
  • 同じミスを繰り返す
  • 注意力散漫
  • 集中力が低い
  • 空気が読めない

ざっと並べただけでこれだけの量。

これだけ欠陥があったら、仕事なんてまともにできません。

僕の前職は中小企業の営業ですが、とてもゆるい会社でした。

でもそこでさえ、ひとりパニックになってミスして病んで、上司には毎日罵倒される。

自分でも引くくらいの無能で、上司には本気で「じゃあお前何ならできんの?」ってため息交じりに言われました。

そこそこ有名な大学を出たのに、結果がこれ。

人生に絶望しました。もう何をしてもダメなんだと。

関連記事:発達障害が会社員に向かない理由【5選】

会社で働く限り、毎日自分の無能さを怒られ続ける。

強い劣等感・嫉妬

仕事はできないし、モテないし、生きていて毎日つらい。

でも友人は有名企業で難なく働いているし、当たり前のように彼女もいる。

趣味のサークル仲間や、学生時代の友人たちと楽しく遊んでいる。

僕が欲しくて欲しくてたまらないものを、ごく身近な友人たちが普通に手にしている。

どうして自分だけ、こんなにみじめな思いをしなければならないんだ。

芸能人やインフルエンサーには嫉妬なんかしません。

自分と同等スペックだったはずの友人が幸せそうにしているから、羨ましくて仕方ないんです。

ささやかな望みさえ叶わないのに、周りはみんな充実している。

誰からも必要とされない

何をしてもダメで、自己肯定感が低く、死ぬことしか考えていない。

そんな人間は、仕事でも恋愛でもプライベートでも、誰からも必要とされません。

仲間に貢献したい、誰かに感謝されたいという気持ちはあるのに、脳がそれを邪魔する。

無能な人間は、そこにいるだけで他人の邪魔をします。気分を害します。

誰のための存在にもなれず、どこにいても迷惑がられる。

それなら、自分はなぜ生きているのかわかりません。

承認欲求が満たされず、自己肯定感のかけらもない

底辺の人生が待っている

全然生きる希望が湧かないんです。

仕事ができないなら、会社員なんて辞めてフリーターになればいい。

恋愛できないなら、諦めてアニメでも見ていればいい。

趣味がないなら、1日中YouTubeか5chを見ていれば時間は潰せる。

生きていくだけならできるんです。

でもその先に何があるのでしょうか。

楽しみも生きがいも幸福もない、延命措置のすえに消費するだけの人生。

このままみじめな思いをしながら生きていくのを考えたら、「死んだ方がマシ」という結論にいたるのは当然です。

無理して生きるほどの人生でもない。

死にたい発達障害者におすすめなマインド

落ち着く女
疲れたサラリーマン
疲れたサラリーマン
この苦しみなんて誰もわかってくれないんだ…。

死にたい発達障害者におすすめなマインドは、こちらです。

おすすめマインド
  1. 死にたくて当然
  2. 人並みの幸せは諦めるべき
  3. もう実質死んでいるから無敵

まずは「このままじゃダメだ」という思考から抜け出しましょう。

いや、ダメなものはダメなんですが、あまり自分に期待しないことです。

死にたくて当然

発達障害は死にたくて当然です。

定型からは想像もできないようなハンデをくらっているんです、仕方ありません。

これは親の遺伝子と言う呪いです。

顔がいい、運動神経がいい、スタイルがいい…。

生まれながらに得をする人間がいるのと同じように、発達障害者は生まれた瞬間に”負け”を決められたんです。

諦めて当然、病んで当然、死んで当然。

発達障害が世間とのギャップに苦しむのはやめましょう。当然のことです。

”死にたい”のはごく自然でまっとうな感情。間違ってない。

人並みの幸せは諦めるべき

発達障害者なら、人並みの幸せを諦めるべきです。

何も高望みをしていない、普通に仕事して普通に結婚するような人生でさえ、諦めるべきです。

とはいえ、なかなかパッと切り替えられるものでもないですよね。

僕の場合は、友人と連絡とるのをやめ、SNSも全てミュートしました。

視覚的な情報を遮断すると、だんだんと憧れがどうでもいい存在になっていくんです。

僕は在宅勤務で、誰とも喋らず毎日ひとりで過ごしています。

そうすると、世間との関りや見られ方なんて、どうでもよくなってきますよ。

関連記事:発達障害が人並みの幸せを諦めるべき理由【不幸を回避する3STEP】

嫉妬や劣等感は、まだ自分に期待しているから生まれる

もう実質死んでいるから無敵

発達障害は、生きていようが死んでいようが同じだと思うんです。

行きたくない会社に行って、やりたくない仕事をやって怒られて、家に帰ったら体力は尽きて寝るだけ。

食事はただの栄養補給、人と付き合う楽しさもなく、疲れをいやす趣味もない。

これでは死んでいるも同然。

むしろ、死ぬ以上の苦痛を味わっている点で、もはや死をも超えています。

それなら、嫌なことから逃げまくって、貯金が尽きるまで自由に生きるのはどうでしょうか。

実質死んでいるし、どうせ近々死ぬつもりなら、無駄な延命措置はやめたほうがいいです。

僕は勢いで会社を辞めて、いきなりフリーランスとして独立しました。

仕事は少なく、貯金が尽きたら本当にどうしようもない状態です。

それでも、やっと自分の人生を生きている感じがして、今までで一番楽しいです。

もう死んでいると思って、好き勝手やりたいように生きよう。

死にたい発達障害者におすすめのアクションプラン

筋肉の男
疲れたサラリーマン
疲れたサラリーマン
何も行動する気にならないんですが…。

死にたい発達障害者におすすめのアクションプランは、次の4つです。

おすすめのアクションプラン
  1. 感情が動かない環境をつくる
  2. 発達障害でもできる仕事を選ぶ
  3. 何でもいいから積み上げる
  4. 心が変われば行動が変わる

生きるためには土台が必要です。

土台と言うのは、収入基盤のことだけではありません。

嫉妬・劣等感・怒り・恐怖・不安…。

こういった負の感情から遠ざかり、心の平穏を保てる環境も作りましょう。

感情が動かない環境をつくる

まず第一に、感情が動かない環境を作ります。

不安と恐怖を感じる会社を辞める。

嫉妬と劣等感を感じる友人からは離れる。

価値観を押し付けてくる親とは縁を切る。

いきなりは難しいですが、徐々に不要なものを切り離していきましょう。

障害者手帳を持っているなら、失業手当や税金減免で数か月は生き延びることができます。

どれだけ余計な感情に振り回されていたか、全てを捨てたらわかります。

関連記事:給料が低い発達障害でも生きる方法【4選】

感情が動くと、目の前のことで精いっぱいになる。

発達障害でもできる仕事を選ぶ

軽度の発達障害だと、社会人になってからつまずき始めた人が多いでしょう。

学生時代までは問題なく、あるいは優秀な部類だったのに、社会人になって急に落ちぶれた。

価値観は定型なのに、実態は発達障害。このギャップはとても苦しいです。

しかし発達障害者に、プライドは必要ありません。

どんなにみじめでも、バイトや障害者雇用など、自分でもできそうな仕事をするべきです。

仮に目標の仕事や年収があるにしても、それは生活や精神が安定してから考えましょう。

心が死んでいるのに、前向きな人生設計を冷静に考えるのは不可能です。

劣等感がなければ、余計なプライドは簡単に捨てられる。

何でもいいから積み上げる

環境を変えて心が落ち着いたら、今までできなかった事に取り組めるようになります。

簡単なことでもいいので、何かよい習慣を積み上げましょう。

一例として、僕に訪れた変化を挙げていきます。

筆者の変化
  1. 暴飲暴食がなくなった
  2. 規則正しい生活ができる
  3. 筋トレを継続できる
  4. 禁煙に成功
  5. 読書の習慣が定着
  6. YouTubeで勉強する
  7. 見栄で買い物をしない

会社員の頃は、ストレスで生活習慣はぐちゃぐちゃ、余計な出費も多かったです。

退職を決意していた3か月前に、スーツを2着新調したこともありました。

ストレスに耐えきれず、せめて新しいスーツで自己肯定感を高めようとしていたのです。

そんな状態から、不要な習慣・考え方を削ぎ落し、必要なものを取り入れられるようになりました。

土台がしっかりしていれば、行動・思考を取捨選択できる。

心が変われば行動が変わる

会社員として働いていた頃は、毎日罵倒されていて、生きるだけで精いっぱいでした。

でも退職してからは、「これからどう生きていくか」「それでもダメならいつ死ぬか」についてきちんと考えられるように。

ビジネス書やYouTubeで、意識高い系の知識や考え方について勉強するようにもなりました。

あれだけ仕事関係にお金を使うのが嫌だったのに、今では”自己投資”なんて言って、惜しみなく本を買っています。

その代わり、通信費や普段の買い物など、固定費や食費を見直し、生活はミニマムに。

心に余裕ができ始めてから、生活や考え方が目に見えて好転していったのです。

(「定型は普段からこういう状態なんだな…」という絶望もありましたが…。)

きっかけは、会社も人間関係も断ち切ったこと。

僕自身まだまだ底辺ですが、社会人になって初めて、前向きな生活ができるようになったのです。

余裕があることで、生活はどんどん改善されていく。

死にたい発達障害 まとめ

悩む女

この記事では、「死にたい発達障害者」について書いてきました。

最後にもう一度、ポイントをおさらいします。

ポイントのおさらい
  1. 死にたくて当然
  2. まず環境を整える
  3. できることを積み上げる

発達障害は、労働者の中でも底辺の部類です。

たとえば身体障害者なら、体のハンデはあっても、能力自体には問題ありません。

しかしスペック自体が劣っている発達障害者は、もう救いようがないんです。

だからもう、自分に期待するのはやめましょう。

すべて諦めることができたら、本当の意味で自由に生きることができるんです。

関連記事:【障害者雇用】 発達障害の就職・転職支援サービス【おすすめ8選】

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