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【大人の発達障害】ワーキングメモリが低いと困ること

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発達障害者はワーキングメモリが低いです。

ワーキングメモリとは、作業や動作に必要な情報を一時的に記憶・処理する能力のこと。

このワーキングメモリが低いと、要領が悪く、コミュニケーションもまともに取れない無能な発達障害者ができあがります。

 

あなたはこんな悩みを抱えていませんか?

  • 仕事の要領が悪い
  • 会話についていけない
  • 記憶力が悪くて困っている

こんな悩みを解決します!

 

この記事の内容

  1. ワーキングメモリの低い発達障害者が困ること
  2. ワーキングメモリの低い発達障害者がやるべきこと

この記事では、「ワーキングメモリが低いと困ること」について解説。

最後まで読めば、脳の容量に合わせて無理のない対策ができますよ!

 

筆者の発達障害プロフィール

手帳3級のADHD
ASD・APD・HSP傾向あり
社会人で発達障害が発覚
定型(健常者)にギリ擬態できる
一人暮らしは可能レベル

それでは、さっそく見ていきましょう!

 

目次

ワーキングメモリの低い発達障害者が困ること

紙で顔を隠す女

疲れたサラリーマン
疲れたサラリーマン
無能な原因は脳にあったんだね…。

 

ワーキングメモリの低い発達障害者が困ることは、次の5つです。

ワーキングメモリが低いと困ること

  1. 物忘れ
  2. 会話が通じない
  3. 要領が悪い
  4. 集中できない
  5. 嘘つき呼ばわり

それでは、詳しく見ていきましょう。

 

物忘れ

ワーキングメモリが低いと、短期記憶が弱くなります。

ちょっとした指示でも、メモに残さないと覚えられません。

僕の場合、イベント運営など慌ただしい中での指示は絶対に覚えられませんでした。

あたふたしている僕に上司はイラつき、朝から晩まで罵倒されていましたね…。

流動的な仕事は不可能。

会話が通じない

会話の内容を理解して適切な返答をするには、一定の情報処理能力が必要。

会話のテンポが悪い、空気が読めないなどの原因は、ワーキングメモリの低さです。

空気が読めない自覚はあるけど、その読み方が分からないという人はいませんか?

これは感覚の問題だけでなく、ワーキングメモリの低さも影響しています。

 

関連記事:発達障害が雑談を乗り切るコツ【元営業マンが解説】

情報処理が追い付かない結果、空気が読めなくなる。

要領が悪い

発達障害はマルチタスクができなくて、要領が悪いです。

優先順位づけや効率にまで考えが及ばず、目の前の情報を処理するので精一杯だからですね。

他人からは「なんでわざわざ忙しくなるやり方してるの?」と呆れられます。

当人はいっぱいいっぱいで頑張っているのに、理解されません。

目の前の情報を理解するだけで手いっぱい。

集中できない

ワーキングメモリが低いと、常人の何倍もの労力をかけて情報処理をしなければなりません。

そのため脳が疲弊し、集中力も下がります。

人間は意思決定をするだけでも疲れてしまいます。

発達障害者が疲れやすいのは、ワーキングメモリの低さも原因です。

集中できない原因は脳のメカニズムだった。

嘘つき呼ばわり

僕はよく上司から嘘つき呼ばわりされていました。

ワーキングメモリが低いため、普通ではありえない物忘れや、常軌を逸した思考回路が原因でミスすることがあります。

それをありのまま伝えても信用されないので、それっぽい理由を作ることがよくありました。

でも詰めが甘く整合性が取れないので、結果的に嘘つき呼ばわりされ、信頼を失います。

誠実でありたい気持ちと裏腹に、嘘つきの評価をされる。

ワーキングメモリの低い発達障害者がやるべきこと

小物の画像

疲れたサラリーマン
疲れたサラリーマン
こんなのどうしようもないじゃないか…。

 

ワーキングメモリの低い発達障害者がやるべきことは、次の5つです。

ワーキングメモリが低い人がやるべきこと

  1. 情報の共有
  2. ツールを使い倒す
  3. できるだけ会話しない
  4. マルチタスクをしない
  5. 現状をきちんと伝える

それでは、詳しく見ていきます。

 

情報の共有

ワーキングメモリが低いのに、自分の脳だけで情報処理をしようとするのは危険です。

たとえば営業なら、商談後の内容は上司に報告したり、日報に記載したりするようにしましょう。

 

誰かが覚えていてくれれば、もしタスク忘れても注意してもらえる可能性が上がります。

何かとこまめに報連相するのは面倒ですが、真面目感も出るのでおすすめです。

自分は絶対に信用してはならない。

ツールを使い倒す

手帳や社内ツール、Googleスケジュールなどのツールを使い倒しましょう。

僕はひとつタスクを言われたら、最大で5つの媒体にメモしていました。

 

効率が悪くて手間はかかりますが、これだけメモしていれば物忘れの確率は相当下がります。

特にGoogleスケジュールは通知機能もあるのでおすすめです。

記憶力が悪いぶん、数で補う。

できるだけ会話しない

ワーキングメモリが低いと、会話の速いテンポで情報処理ができません。

そのため、雑談はもちろん、業務連絡もできるだけメールにした方がいいです。

失言はするし内容も覚えられないので、会話はできるだけ避け、安全圏でコミュニケーションを取りましょう。

発達障害者は口を開くとろくなことがない。

マルチタスクをしない

ワーキングメモリが低いと、複数作業を同時にこなすことが困難です。

仕事をするうえで、一つの業務に専念できるシーンはほとんどありません。

中途半端にマルチタスクをするのではなく、シングルタスクを積み上げていきましょう。

 

関連記事:【大人の発達障害】マルチタスクができない原因と対策

できるだけ最重要タスクに集中できる環境をつくる。

現状をきちんと伝える

発達障害者のワーキングメモリの低さは、定型には理解されません。

何も説明しなければ、単にやる気がないとみなされてしまいます。

発達障害のカミングアウトはハードルが高いかもしれませんが、要領は悪いけど頑張ってる感はアピールしたほうがいいです。

発達障害の感覚はふつうではないという自覚が必要。

ワーキングメモリが低いと困ること まとめ

ルービックキューブの画像

この記事では、「ワーキングメモリが低いと困ること」について解説。

最後にもう一度、ポイントを振り返りましょう。

この記事のポイント

  1. 仕事での不都合が多い
  2. ツールで弱点を補う
  3. 苦手な状況は避ける

発達障害者は人より要領が悪いとよく言いますが、それはワーキングメモリの低さが関係しています。

これは意識したところで、もうどうにもなりません。

できない事はできないと受け入れ、具体的な対策をしていきましょう。

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